傾聴僧
うつりゆく
あわいに生きる
傾聴僧とは、単に傾聴する僧侶のことではありません。当会では聴くことで自覚を目指す個人を傾聴僧と名づけました。
世の中は思い通りにならない、それは自分都合の過剰さに因ると考えます。この過剰さが抑えられた「あわい(間)」がある、傾聴僧は聴くことで、他者と共に「あわい」を生き、分かち合い、お互い新たな自分となることを目的としています。
聴くことは 語りを促すこと
「きく」とは意識が向く何かが起こって、その何かを受け取る行為で、「聞く」、「聴く」、「訊く」、「利く」、「効く」などがあてられます。その中で「聴く」は相手の語りにまっすぐ耳を傾けて「きく」行為です。
傾聴僧は聴くことで他者の状況を変える治療はできません。その意味では無力です。聴き手によって 苦があらわれるのかもしれません。いま言葉にならないこともある、だから無理もしません、待ちながら、そのモヤモヤを語る(かたどる)お手伝いができればと願うだけです。
聴くことは
それだけで
援助になる
きっかけは2009年、僧侶のための勉強会「傾聴とグリーフケア」でした。そこで「聴くことは それだけで 援助になる」という理念と出会い、苦しみを和らげる、軽くする、なくする学びを進めたいという参加者の想いから、翌2010年6月、傾聴僧の会が発足。京都で「傾聴僧準備研修会」を超宗派の僧侶対象にスタートしました。
その後愛知、三重、大阪、兵庫などでも研修会開催。会員は僧侶やボランティアとして傾聴を実践。現場の体験をもとにした様々な勉強会で、会員は聴くことを日々研鑽しています。2021年度より職業を超えて、誰もが傾聴僧を学べる会となりました。
苦しみ
援助
仏教
傾聴
僧
傾聴僧
わたしたちについて
名称 | 傾聴僧の会 |
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事務局長 | 石倉 真明 |
事務局員 | 長谷川 鳳秀岡田 覚成三輪 宗士河合 宗徹村上 浩継 |
事務局 | 京都市上京区七本松通笹屋町下る 笹屋五丁目1002 宝樹寺内 |
連絡先 | info@keityoosoo.net050-3635-7101 ※電話受信対応時間:10時〜18時 折り返しとなることがあります。予めご了承ください。 |
会員数 | 56名(2023年2月現在) |